
バーチャル空間とフィジカル空間の境界を探ることに焦点を当てた映像作品にPortalgraphを採用していただきました。
課題
バーチャルな世界の魅力を、現実空間とどう結びつけて表現できるかを模索されていました。
ソリューション
現実空間の中にバーチャル空間を表現できるPortalgraphを2つの作品に採用していただきました。重なり合う二つの次元、バーチャルとフィジカルを可視化することをテーマとし、量子力学における「量子重ね合わせ(Quantum Superposition)」に着想を得た二つの作品を制作・展示されました。モニターを部屋の中に4つ設置して現実空間と見まがうバーチャル空間を投影し、そこに鑑賞者以外の誰かの気配が漂う作品『プレゼンス』と、プロジェクタースクリーンを3つ箱型に設置し、その中にモーショントラッカーを装着した作者自身が入りそのモーションデータをプロジェクターに投影することにより、実在する作者とバーチャルなシルエットが重なる作品『ユージン』を制作されました。『プレゼンス』では、現実と見まがうバーチャル空間に鑑賞者以外の誰かの気配が漂う構造を通して、「存在の不確かさと観測による実在の確定」を体験として提示されました。『ユージン』では、箱の中にいる作者自身の動きとバーチャルなシルエットが観測者の視点で重なり合う構造を通じて、「観測関係の二重性とそのズレ」を表現されました。
成果
2つの作品の作者である塚本様には、「Portalgraphのおかげで非常に面白く、自分の表現したかった『現実と仮想の重なり』をテーマにした作品を多くの人に見てもらえました。」とのコメントをいただきました。
